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長方形の被写体を、ストロボ1灯で撮る。

長崎のカステラ
長崎のカステラ

四角くて長い被写体は、角度によっては水平がとりづらく、長いほど構図も決めずらかったりします。

 

長方形の皿に乗った料理の撮影は私にとって試練の一つで、今でも特に熱心に練習をするジャンルです。

 

 

 

今回は長いうえに高さもある、しかも四角くて動きのないシンプル構造!な、

難しい被写体「長崎のカステラ」を、ストロボ1灯+白レフで撮影しました。

ISO 100 60 mm ƒ/8 1/125 s
ISO 100 60 mm ƒ/8 1/125 s

ふかふかでしっとり!

濃くて可愛い黄色に、香ばしい焼き目が最高ですなぁ。

 

カステラは小さい頃にたまに頂き物とかで家にあるとものすごく特別な感じがしました。

こんなに美味しいものがこの世にあったなんて! By幼稚園時代のHII

ISO 100 60 mm ƒ/6,3 1/125 s
ISO 100 60 mm ƒ/6,3 1/125 s

テーマにもよりますが、今回は当たり障りのないスタイリングです。

 

黄色の被写体に相性が良い爽やかなグリーンを添え、夏にピッタリの涼しげな印象になるランチョンマットを敷いています。

 

和テイストな渋めの皿をチョイスして、

和洋折衷な長崎の空気感を表現してみました。

ISO 100 60 mm ƒ/6,3 1/125 s
ISO 100 60 mm ƒ/6,3 1/125 s

こんな風に前ボケを入れると奥行きのある写真になります。

 

ライティング機材はプロフォトのモノブロックD2 AirTTLで、ほぼ真横(左)からアンブレラで光を当てています。光が綺麗で持ち運びやすくめちゃくちゃ良いストロボ!流石のProfotoです。

 

(暗く写る)はだいたい白or銀レフで起こせるので、このような撮影なら2灯使う必要はほとんどありません。

 

私は出来る限り簡易的なライティングで、

シンプルかつコンパクトに撮影したい派なのです。

ISO 100 60 mm ƒ/8 1/125 s
ISO 100 60 mm ƒ/8 1/125 s

SNS用などに人気の俯瞰、真俯瞰のアングルでは奥行きが出ませんが、キュート感があります。

 

ほとんど全体にピントが合うので、レタッチではいつも以上に注意深くなる必要があります。

 

俯瞰しますとカステラがなんだかおもちゃみたいに見えてきて、わくわく♪

フード撮影では多くの場合、撮影中&撮了後に食べます!

 

フードロスを防ぐこと、その商品を知ることが目的ですが、私は食い意地がとてつもないタイプなのでとっても嬉しい。

 

そのため、スタッフが食べる可能性がある現場では、出来るだけ食材を汚さないように気をつけています。

 

コロナによって現場の全員がマスク必須になったことは、すごくよかったです。

 

カステラfrom長崎、濃密しっとりのボディと底のザラメのアクセントもたまらん感じで、ものすごく美味しかったです。

ご馳走様でした。感謝なり