夜、けっこう肌寒くなってきましたね。
都心でこれだから
山の方ではかなり冷えていることでしょう。
あらゆる「美しい」の集大成、
グッと味わいが深まる秋。
例えば、
炎
寒くなってからの焚き火は、とにかく最高です。
初ふもとっぱらでは
早朝というか、
深夜というか・・
微妙で過酷な未明AM3:15ころ
愛犬に叩き起こされてお散歩しましてん。(辛すぎ)
真っ暗でこわかったけれど、
徐々にサンライズが明るくなってくると
朝霧の輪郭が浮き上がって、幻想的に。

ふもとっぱらの朝は、
朝霧高原という名のごとし。
絶景である!
こちらはAM3:45:44に撮った日の出間近なタイミングであります。

焚き火などの「炎」をいい感じに撮るには、シャッタースピードがポイントになります。
まずは、
シャッタースピード8分の1
今回は全カット手持ちによる撮影です。
風が強い、寒くて手が震えるなどの際には三脚がないと厳しい。

日向鶏を焼いているシーン
1/8だと煙も炎も
かなり滑らかです。
キャンプの夜はガチの真っ暗ですから、これだけシャッタースピードを遅くしても、ISO2000。

続きまして、
シャッタースピード15分の1
こちらはまだ明るい時間帯ですからISO100でいけてます。
明るいのもありますが、火力も上の写真より弱めなため火の写りは弱いです。
それでも焼いてる感がしっかりあるから、OK♪

こちらも1/15で、
周囲が真っ暗+火力が強い
バージョンです。
煙と炎が幻想的!
酔っ払ってくると手持ちの1/15以下はブレブレになって参りますので、お酒がまわる前に。

ここからは
シャタースピード30分の1
この辺りから、炎がくっきりとしてきます。
シャッタースピードが速くなると、タイミングが合えばカッコよく、合わなければ微妙なカットの連発となっていきます。

よく広告で見るのは、これくらいの感じ(1/30s)が多い気が・・しないでもない。
手持ちの撮影ですと、シャッタースピードが1/30あっても、強風や酔っ払いの時にはガンガンブレますわたくし。

シャッタースピード60分の1
炎がさらにシャープになりました。
かなり激しく燃えている時には、シャッタースピードが速くてもばっちりボリューム感あります。

炎に寄るときは、風向きに注意です。
髪の毛も燃えますし、
火の粉で服も燃えます!
私は単焦点マクロ好きなので今回も接写ですが、本来はキャンプ撮影はできるだけズームが良いかもしれません。

炎を立体的にとらえると、メラメラ感がすごいですな。
&彩度を落としているため、
よりクールな印象となっています。
シャッタースピードが1/60以上あるとブレないので、安心感があります。

ラストは、125分の1
煙と炎のバランスと位置関係がいい感じに撮れました。
外の撮影では光はもちろん、風の影響もあってそれぞれを調和させることがとにかく難しいですが、何枚も余分に撮る中でベストショットをセレクトです。デジタル万歳
余談:こちらのホッケの写真だけ、
以上のように、
シャッタースピード別に見ていただくと
おわかりいただけますとおり、
それぞれの良さが、それぞれにある。
というところに落ち着きます。←

人生と撮影はよく似ています。
同じ事実でも、
とらえ方によって印象が変わってしまうのです。
そこには嘘と本当の両方が併存します。
それがおもしろさであり、
難しさでもあります。
誰かを幸せな気持ちにできたら
それほど素晴らしいことはありません。