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お葬式のお弁当

 

 

 

祖母が亡くなって

4ヶ月が経ちました。

 

 

 

幼い頃の思い出が映像で残っているタイプの私は、自分と祖母のやりとりをNetflixを見るように鮮明に再生することができます。声、音、感情が甦ります。

 

戦争を経験している祖母から聞いた、「戦闘機が空を行くのを小屋の影から見ていた」というエピソードはとても恐ろしくて、その話を思い出すといつも心臓がバクバクと鳴ります。

 

自分を殺しにきた敵がすぐそこにいる恐怖を、祖母は子供の頃に体験している。きっと全ての捉え方が戦争を知らない世代とは違っていて、仕事がどんなにきつくても愚痴ひとつこぼさない強さの源だったのだと思います。

 

 

 

 

会席御膳弁当

 

叔父がとにかくこだわってオーダーしたお葬式のお弁当は、本当に美味しかったです。

 

 

 

 

 

 

天ぷら(海老、茄子、舞茸、きす、獅子唐)

煮こごり

キッシュ

 

などなど

 

 

五目ごはん

大根の味噌漬け

お刺身(まぐろ、赤貝、いか、鰤、海老)

ローストビーフ

鰆の西京焼き

 

などなど

 

 

和菓子


 

  

↑のものとはまた別で、

お昼のお弁当も米粒がしっかりと炊かれて

煮物と相性バッチリで美味しかったです。

 

みんながバタバタ悲しみと寝不足の中

美味しいものが食べられると癒されます。

 

30代になってみると、 

改めて学びの多い葬儀参列でした。

 

 

 

 

これで私の祖父母は

4人全員が旅立ちました。

 

もう会えないということに実感もないまま

ある日唐突に新しい毎日が始まります。

 

 

 

一人がたくさんの人生に繋がっていて、

誰かに刻まれた記憶となって

肉体が朽ちても人生は続く。

 

そう考えると人生は自分だけのものではないことになり、日々の何気ない一言や振る舞いにもなかなか重めの責任を感じて参ります!

お葬式では、 

何十年かぶりにお会いする親戚や

昔のご近所様らと談笑して、

ざっくりお互いの近況報告など。

 

めちゃくちゃ懐かしいし、

なんだかそのまま半年間くらい

子供の頃に戻りたかったです。

 

また謎に毎朝ラジオ体操へ行ったり

町内会の夏祭りを毎年やらされたり

(しかも気合い入ってないと怒られる)

 

ほぼ強制のキャンプ、プール、

アイススケートへ行ったり

 

そういう毎日をまた過ごしたいような。

 

もう2度と戻れないから余計に。

 

 

 

 

 

そして

帰省グルメ

 

(だいぶ前のやつだけど今載せておこう)

 

 

 

お寿司


ビストロ

母の朝ごはん


蕎麦


焼肉


 

 

 

 

帰る場所があることは本当にありがたいです。

 

 

 

 

美しい

私のふるさと

 

 


おまけ①

林檎をストーブで煮込む。

 

 

好きな言葉は一石二鳥。

冬はストーブを多用します。

 


おまけ②

 

ぐんぐん成長しているガジュマル!

葉っぱも生い茂り系になって元気いっぱいです。

 

 

パキポディウム・ウィンゾリー
パキポディウム・ウィンゾリー

冬のウィンゾリー

(現在はすべての葉を落として休眠中)

 

ウィンゾリーの紅葉は

黄色と黄緑の葉っぱのバランスが本当に可愛いです。

 

今年こそは真っ赤な花を咲かせてくれるか?!

乞うご期待!

 

 

健気な植物たちに元気をもらい、

3月もがんばります!

 

皆様今月もどうぞよろしくお願いいたします!